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意思が弱いからできないのではない

意思が弱いから続かない

私たちは自分の意志がもっと強かったらよかったのにと反省することが多いですね。ダイエットをするために、1日1食にしようと思ったけれど、1週間しか続かなかったとか、マラソンに出場しようと思って、練習し始めたけれど1ヶ月も続かなかったとか、そういうことが良くありますね。

 

意思のエネルギー量は限りがある

そういう経験をして、私たちは、「もっと意思の強い人間になろう」と決心をするのです。ところがこの「意思が強い自分」になろうとすることが失敗の原因なのです。意志力はエネルギーであって、使うと消耗し、そのエネルギー量は限りがあるのです。私たちは毎日沢山のことを意思決定しています。意志力が弱まると欲望を感じやすくなります。ダイエットをしているときに、急にケーキが食べたくなって、我慢できずに3つも4つも食べてしまうのは意志力が消耗して、弱まったからです。

自己コントロール能力が高い人とは実は意思力のエネルギーを使わない人なのです。オバマ前大統領はランチになにを食べるかの意思決定をさけるために、側近にメニューを決めさせ、自分はランチに出されたものを黙って食べるようにしているそうです。ランチに何を食べるかで意思力のエネルギーを使うより、アメリカの未来のための重要な決断をするために意思力のエネルギーを保全していたのです。アップルの故スティーブ・ジョブズの格好は黒のタートルネックのセーターとブルージーンズで、どこに行くのもそれにしていました。どの服を着ていこうかということで意志力を使いたくなかったのでしょう。

 

意思力に頼らない

なにかをやろうと決心したときに、“意思の力”に頼ることはやめたほうがよいのです。私たちは、「強い意思で物事を正しく運ぶ」というのは苦手なのです。大事なのは結果です。その結果を導くのは行動です。意思は弱くても行動は習慣化できるのです。成功者に共通しているのは、悪い行動習慣を排除し、良い行動習慣を身につけているのです。どんな大きな目標も、小さな具体的行動の蓄積によってのみ達成できます。簡単にできる小さな行動から始め、それを習慣化していくのです。

 

必要なのは強い意思ではなく“行動の習慣化”

振り返ると、私も昨年は毎朝365日フェースブックに投稿してきましたが、続けられたのは習慣化したからです。今日も投稿するという行動を続けていたら、習慣になったという感じです。元旦に「今年は毎日、投稿するぞ」と意思決定して、必死で取り組んだらできなかったと思います。結果を出せるようになるためには、“強い意思”ではなく“行動の習慣化”なのです。あなたも今日は目標達成に向けた行動を習慣化してみませんか?